離婚したアメリカ人男性、帰国後の居住先を探す

【依頼者プロフィール】
  • 氏名:金春梅
  • 年齢:40代
  • 職業:会社員

現状:在日米軍基地内に勤務していたアメリカ人男性と交際の末、結婚。
その後、離婚し元夫は帰国。入国管理局の在留資格の関係上、どうしても連絡を取る必要が生じたため、調査依頼に至る。

【対象者プロフィール】
  • 氏名:Michael A MARTIN(jr)
  • 年齢:40代
  • 職業:当時、在日米軍内の民間企業役員

依頼内容

米国の調査を請負ってから少し、期間があいてしまった為、依頼概要の詳細の記憶が曖昧となってしまいましたが、依頼人である金氏は中国籍の女性で、現在は長男と共に日本で暮らしていた。

息子の国籍に関わる件でどうしても元夫のサインが必要となり、あらゆる行政機関にあたったが、夫の所在を突き止めない限り、その問題は解決しないという結論に至った。

どうしていいかわからずに途方に暮れている時に、探偵事務所へ依頼する事を思いつき、依頼に至った。

とにかく、米国にいる元夫との連絡手段が確保されれば問題は解決するという。

調査結果

渚探偵事務所では一部の国外地域の信頼の於ける調査機関と提携をしているものの、海外調査についてさほど積極的に活動していない。

その理由は、諸外国の調査機関とのやり取りが全て英語だからである・・・・。

代表を務める私もかつて、小学生の時には父親の仕事の関係でアフリカはケニアのインターナショナルスクールで過ごし、当時は英語をしゃべっていたんだが、今では道案内すら危うい状態である。

とにかく、やり取りや報告書の翻訳など適任者のいない当事務所にとって大変な作業となる事が原因である。

しかしながら本件、金氏の問題は切実で本来、身銭を切って夫の所在を探さなくてはならない境遇に同情すべき点が多くある。

行政機関が状況を鑑みもう少し、柔軟に対応できないものかと思う。ここでお断りしたら、頼む先も無いだろう・・・。

そんな経緯もあり、米国の提携期間に調査を依頼し、数日内に結果回答があり報告した。

米国の探偵事情は州にもよるが、日本と大きく異なり、調査機関による公的記録の閲覧も容易だ。

結果、現在はイリノイ州に居住し、農務省に勤務している事が判明した。

また、納税者番号や過去の職歴も添付されている。

その後、端末データの記録の裏付けを頼み、実際に現在も居住している事を確認した上で、依頼者へ報告する事となった。

ほどなく、連絡がとれ、問題は解決したという。

今回の調査で気づいた事がある。

インターネット上の翻訳ソフトが思いのほか、制度があがっていて大いに活用できた事である。

少なくともこちらの趣旨は充分に伝えられる。

調査料金

プラン 所在調査 60,000円(国外案件の為、通常の料金体系とは異なる)
消費税 6,000円
合計 66,000円