金を貸したまま失踪した50代男性の人探し

【依頼者プロフィール】
  • 氏名:山田勉
  • 年齢:50代
  • 職業:建設業経営

現状:業務上の債権があった親方が行方不明となり、半年が経過。
自社社員で思いつく限りは探したが、発見に至らず、弁護士の紹介を受け、弊社へ人探しの依頼に至る。

【対象者プロフィール】
  • 氏名:田辺清
  • 年齢:40代
  • 職業:(前)左官業
  • 家族構成:独身(15年程前に離婚)

依頼内容

依頼者の会社に10年来、出入りしていた左官業者である田辺氏は小さいながらも業歴の長い左官職人であった。

多い時には3,4人の従業員を抱えている時期もあったが、ここ数年は一人で業務をこなす一人親方。

2年程前から資金繰りが悪い様子で、前払いという形から計3回お金を貸して、その総額は1,000万円にのぼったという。

その後、返済が滞り、連絡が取れなくなり、転居していたという。

付き合いが長かった為、自社以外の取引先や同業者にもあたったが、その時期を境に誰一人、姿を見た者はおらず、有力な情報を得る事は出来なかった。

依頼者である山田氏はお金の回収は出来なくても構わない、10年来の付き合いで貸した好意を踏みにじられ、納得がいかないという。

とにかく、捜し出して話がしたい、今何処でどんな生活をしているのか知りたいと横浜市内の弁護士の紹介を経て、渚探偵事務所に人探しの依頼に至った。

調査結果

仕事上の関係者から前妻まで捜索対象者の交友を広範囲に亘り聞き込み調査を実施。

自社社員で聞き込んだ通り、業界内に付き合いのある者は皆無であった。

ただ、失踪する数年前に依頼者の会社に勤めていた女性事務員とある時期、親しい関係にあったんじゃないかなーと言及する関係者があった。

依頼者にその女性事務員の事を聞くと、田辺とは一回り以上の歳の差があるよ。

親しい関係にあったなんて聞いた事無いけどなー。

ちなみに失踪する2年も前に同社を退職しているという。

彼女の人柄、退職時の状況を伺い、気になった探偵スタッフは退職後の彼女を調べ、現在は横浜市内のマスコミ関係の事務員をしている事が判明した。

自宅は横須賀市内の実家で母と二人で居住している。

数日間、彼女の行動をマークすると、4日目の土曜日、仕事は休みの様子で昼前に自宅を出て宅前に停車された業務用ワンボックス車の助手席に乗車した。

運転席には田辺が乗っている。やはり付き合いが続いていたようだ。

この日は2人でパチンコ店、食事、買い物に出掛け、夕食前に彼女の家の直ぐ近くの月極駐車場に車を駐車させ、彼女は自宅へ、田辺は100m程の位置にあるアパートに帰って行った。

田辺の自宅が明らかとなり、以後、数日に亘り生活状況の調査を実施する事とした。

現在、朝晩のルート配送の仕事に従事して生計を立てている事が明らかとなった。

また、彼女との付き合いは当時から継続さて、終日は夜ご飯を田辺宅に届けたり、週末は一緒に外出するが、寝泊りを共にすることはないようである。

また、アパートや各種公共料金など名義は全て、彼女の氏名で契約されている。

銀行、ノンバンク、友人などにお金を借りたまま失踪する者の多くは協力者に各種名義人になってもらう事が多いのだが、まさに今回も典型的な手法であった。

発見に至るまでに8日、生活状況の確認に3日、合計11日間に及ぶ人探しは無事に終了した。

調査料金

プラン 所在調査Dランク 500,000円
成功報酬 300,000円
消費税 80,000円
調查実費 45,000円
合計 925,000円