社内外に撒かれた怪文書の犯人を捜せ

【依頼者プロフィール】
  • 氏名:佐久間智孝 年齢:40代 職業:専務取締役
  • 現状:社内、取引先など関係各所に社内事情などが酷評された怪文書が流され、犯人の特定を行いたい。

依頼内容

依頼者の会社は神奈川県茅ヶ崎市に所在する貸しビル業と不動産業を営む会社である。

先日、経営陣を批判する怪文書が社内、取引先にファックスや封書で2度も流される事件があった。

2度目の怪文書は2日前だという。

この怪文書事件の解明、解決を父親である社長から任された依頼人は株式会社NAGISAと付き合いのある共通の弁護士を通じて紹介され、相談に至った。

依頼人は恐らく、退職した30代~40代の男性社員3名の内の誰かが首謀者となって嫌がらせをしているのだろうと考えていた。

また、怪文書の内容から社内にも内通者がいると思うという。

とにかく、犯人と社内の裏切者の特定とその証拠が欲しいという事で依頼が成立した。

調査結果

疑われる退職者3人は皆、ここ1年以内の退職者だった。

調査員は順次、3名をマークし現在の仕事や交友、生活状況を調べる事からはじまった。

2人目の30代後半の男を尾行していると、依頼人の会社の社員と密会している事が明らかとなった。依頼人に聞くと、この社員は元部下であったという。

その後の行動を監視し、この退職社員と元部下の社員が首謀している事を確信できたため、対象をこの男に定め、調査を継続する事となった。

結果は

退職社員は不動産業を立ち上げのまさに直前である事がわかった。

立ち上げる法人名、来月から事務所として借りる物件(既に準備時期として使用)も判明、依頼者の会社の取引先(主に地主さん)を中心に設立のあいさつ回りを行っている。

恐らくは元部下も時期に退職して合流するつもりだろう。

そして、2人が元部下のマンション駐車場で密会している際に決定的な瞬間が訪れた。

男のセダン車のトランクを開け、その後部で元部下と合流。元部下が持ってきたA4サイズの用紙の束を一枚取り出しながら話をしはじめた。

調査員は塀の上から小型カメラを使用してその様子とズームを利かせ用紙を撮影。

それは先日ばら撒かれた怪文書の束だった。

笑いながら2人は15分ほど話をして、別れる。その一部終始を撮影した。

恐らく、怪文書の内容は退職社員が考え、この元部下に印刷させているのであろう。

いずれにしても、証拠となる映像も入手して、約1週間の調査は終了した。

幸いだったのは、関係しているのはこの2人だけだったことだ。

依頼人はここ1年で退職する社員が8名もいて重なっていた事もあり、計画的に退職して取引先を取り込んで独立するつもりじゃないかと疑念を持っていたという。

また、現社員の中にもっと、怪文書に関わっている者がいるのではないかと疑うのが辛かった。これで、スッキリしたし、取引先の保全、怪文書や裏切者の社員への対策を構築する事も出来る状態となった。

調査料金

プラン 行動確認調査Eプラン(70時間) 830,000円
延長料金(11時間) 130,427円
消費税 96,042円
調査実費 51,600円
合計 1,108,069円